〜 第九弾 〜  「空色勾玉」 著者:萩原規子
 単行本・徳間書店

「古事記」の中で黄泉の国から帰ったイザナギノミコトは体を清め左目を洗うとアマテラスオオミカミ(天照大神)が、右目を洗うとツクヨミノミコト(月読命)、鼻を洗うとタケハヤスサノオノミコト(建速須佐々男命)の3人が生まれたと書かれているが、この本の中にこの3人が登場していて、主人公の少女はイザナミノミコトの姫にあたるのか?

ファンタジーという最近たくさん出版されている分野から、かなり突出してスペシャルな素晴らしい本やと思う。
それはやっぱり日本の最古の書物の古事記をベースに書かれていて、四季折々の野山の美しさなどが手にとるように理解出来る
著者のあとがきに「物語のアイデアは延喜式巻第8の祝詞から生まれた」と書かれているではないか。
スゴいスゴい凄いご縁や!屋久島の宮之浦には「益救神社」があって、その「延喜式」の中に記載されている神社。
屋久島の御岳のご神体の彦火火出見命(山幸彦さま)は益救神社に祀られているし、ここ屋久島に住んでいる私にとって、この本は遠〜い昔の日本を、そしてとっつきにくい「古事記」を近づけてくれるファンタジーかも知れない。
なんべんも繰り返して読みたい物語で、めちゃめちゃおすすめの一冊です。

by Wakko

 

 

Topページへ戻る / 虎犬書棚への投稿 / 感想・ご意見など