〜 第13弾 〜  ビンゲンのヒルデガルトの世界
 
種村 季弘 著 青土社 刊

ご縁というのは不思議なもので、今まで全く知らなかった未知の世界を知る事になりました。
その未知の世界がすなわち此の本の内容なのです。
まずそのご縁から、お話させてもらいます。

昨年の秋にペーターゲルマン氏をドイツから招かれ屋久島で勉強会を企画されて、そして偶然に山の案内をさせて頂いた、ご一行さまの名前が「ヒルデガルドのなんとか〜」すいません正確な名前を忘れてしまいましたが、初めて聞く言葉だったので、一体なんの集まりなのかな?と思ったのでした。

その中に参加されていた田中さんがその年の暮れから正月にかけて、また来て下さって案内させて頂いたのです。
そして田中さんにヒルデガルドさんの事を教えてもらいました。
中世の修道女で40代の時に神から啓示を受けたという事や、薬のない時代で植物を用いて治癒した人である事も知りました。
中でもヒルデガルドさんが古代穀物のスペルト麦を使って作った「喜びのビスケット」という、食べる事によって喜びが満ちあふれてくるセレトニンという脳内物質が出てきて心が前向きになる、そんなビスケットの話をして下さって、私は食べたい食べたい!と、そして田中さんがこのビスケットを作って喜びの輪が広がっていけば、いいな〜っていうお話をされたのです。
そしてその時に私は「きっと出来る!」と思ったのでした。

で、今年の7月23日に、いいな〜の話が現実のものとして大阪西区の靭公園近くにお店をオープンされたのです!スゴいパワーでしょう!
「〜ヒルデガルドからの贈り物〜フィトセレクト」
というお店の名前です。

私は単純に神からの啓示を受けた中世の修道女という認識しかなかったのですが、この本を読んでビックリしました。
神からの啓示を受け取る、そしてそのお告げの内容を行動に移さなければ、病気が重くなって寝込んでしまう、なんとかそのお告げを行動に移していかれるのですが、現代みたいに女性が男性と同じ立場でものが言えるような時代ではないし、修道院の中には男性も女性も居て、男性の方が立場が上の時代に女性だけの修道院を創設される事も成し遂げた意志の強さというか、意志ではなく、神の意志に従って色んな複雑な問題の中を生き抜いた方だと読みとりました。
絵も音楽も建築も植物治癒も魚についての考察も石についても他にも全て、神からのお告げだけだとは思えないような、偉業を成し遂げた知性ある方だったと想像します。

ともかく此の本を読んで、改めて田中さんの作られる「喜びのビスケット」の味を噛みしめ、中世の時代の事や田中さんとのご縁との事、そして今、体や心が病んでいる方に食べて頂きたいという想いが出てきています。
食べているとシナモン、ナツメグが効いていて、ナツメグ好きな方には特に気に入って頂ける味だと思います。
今、世の中は美味しいケーキ、クッキー、ビスケットがたくさんあります。
全くその世界とは別のものだと思って下さい、なぜならヒルデガルドさんのレシピなのですから。

by Wakko

 

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