〜 第20弾 〜  エサウ―封印された神の子 
       ジェノサイド

 

たまたま読んだ2冊の本ですが、共通点があったので、なんだか不思議な気がして紹介しますね。
まずは「エサウ」著者はフィリップ・カー
もう1冊は「ジェノサイド 」著者は高野和明さん。

簡単なあらすじですが、「エサウ」はイエティ(雪男)がアンナプルナ保護区(ヒマラヤ)
に存在するという可能性を信じて古人類学者の知的な女性が世界的有名な登山家の彼氏と他の専門家の数人と共に探しに遠征に行くという内容。

「ジェノサイド」もフィクションだけど出て来るアメリカ大統領が◯◯◯◯大統領をモデルとしたようなアメリカの悪の部分をストーリーの主軸に置いて
今度はイエティではなく進化した生物(人間から生まれた)を守る内容。

どちらの本も虐殺という人間の残虐性が書かれていてる。

救われたのは「ジェノサイド」の中で韓国人の正勲が日本人の研人に言う、「僕たち韓国人達だけが見つけた感情があって、ジョンって言うんだ」とある。
漢字で書くと「情」ジョウ、でも日本でいう「情」とは違っていて「人と人とを結びつけてしまう強い力、1度でも関わった人とは好き嫌いなく
ジョンで結びついてしまう」
攻撃性があり自分達とは違うものを排除し、ジェノサイド(大虐殺)を集団心理で行ってしまう人間という生き物にも、損得など考えず他者を思いやり、助ける
気持ちがあるという二面性が恐ろしくもあり、なんて厄介な生き物なのか、と思った。
で、一気読みした後にラジオでかかっていた曲がカエターノ・ヴェローゾが歌う「放浪者の心-Coracao Vagabundo」 という曲。
人間で良かったと、しみじみ感じ、メチャメチャええ曲で、私は救われました。

by Wakko

 

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